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古紙の現状!

古紙の現状!

2020-01-16

 

古紙の現状!


現在の状況はおよそ20年ほど前、紙くずの在庫過多による
「逆有償」を思い起こさせる、逆有償直前の状態へと向か
っております。

当時はメディアもリサイクルブームを巻き起こし、ゴミと
して捨てられていた古紙が、再生資源として過剰に集荷さ
れ、需要と供給のバランスは崩れ、悪循環となり長期間に
渡り相場は回復しませんでした。

その後、中国の高値買い取りという追い風から、一時期は
排出事業所への買い取りも可能でした。

…が、現在はまた在庫過多となりつつあり、いくつかの要
因を挙げさせて頂きます。


・進むペーパーレス化
・回収システムの多様化
・古紙使用率の低下

ペーパーレス化は以前からその時代が訪れると噂され、製
本業者も廃業を余儀なくされる時代。

回収システムの多様化は大型スーパー等にも回収ボックス
が設置され、気軽に搬入できる環境は、自宅の保管スペー
スも少なくてすむメリットがあります。

一番悲しい現実は、リサイクルペーパーの使用率の低下で
す。
聞くところによると、現在市役所をはじめとする公でも、
古紙を使わなくなっているとのこと。

しかし、環境問題上ゴミの減量を目指し、燃えるゴミに混
入する紙くずの「再生率を上げる」事を市民にもPRする。

回収率を上げても使わない!は古紙の在庫過多に拍車をか
けます。

ぜひもう一度リサイクルペーパーの使用を取り上げて頂か
ないと、近い将来にも古紙の逆有償の時代へ突入し、結果
として各事業所の負担が強いられる事が安易に予想できま
す!