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金属くずを高~く売りたい方、必見!

金属くずを高~く売りたい方、必見!

2020-01-08

令和元年末に相場は上げ基調でしたが、年明けから一転して下落傾向が予想される令和2年のスタートとなりました。

 

金属くずを購入する際に「だいぶ値が下がったね!」と言われる事も多いのですが、高く購入するためには一定の条件があり、以下にてご確認ください。

(鉄・非鉄金属)

 

金属の厚みと体積

〈 鉄くず 〉

・トタン板のようにペラペラ(薄い)では安価になります。

・不純物が微量付着している。

(安価となる原因ですが、簡単に取り除けるようであれば除去した方が好ましい)

・不純物が大量に付いている。

(荷受けは可能ですが、場合によっては解体処分費が掛かりますので取り除いてください。)

・体積が大きい。

(ギロチンと呼ばれる機械で切断可能な大きさ・厚みであれば、それなりの値段で購入可能ですが、厚み2cm以上もしくは体積が大きく機械に通せない場合は、アセチレンガス等による溶断作業が必要なため、かなり安価となります。)

・被膜や塗装・メッキ等が無く、1m四方の立方体以下であれば、高価買取が可能。

 

〈 非鉄金属 〉

・不純物の除去。

(鉄や他の材質が付着してた場合、鉄よりも安価となる場合があるので、できる限り除去してください。)

・長い物は曲げるか切断を!

(炉に入る大きさでない場合は、切断作業が必要となり手数料分だけ安価となります。)

・種類別に容器に入れて、分別を!

(表面がメッキ等で加工されている場合、ヤスリで削ることで地金の色と硬度が確認できます。)

 

特に種類別に分別に関して、下記のような取り扱いが好ましいので、ご確認ください。

 

左の画像は非鉄金属で、磁石が反応せず一見高価買取を期待してしまいますが、画像下部の金色のベース部分はアルミニウム合金となり、画像上部のシルバーはステンレスとなっており、解体選別作業が必要なため、鉄くずよりも安価となってしまいます。

 

また、よく見ると磁石が反応してしまうバネもあります。

 

 

上写真のベースとなる部分を取り外したのが右の写真ですが、この時点で弊社買取価格は約10倍になります。

 

また、アルミニウム合金ではありますが、一種類で大量に持ち込まれる場合は、他の種類のアルミニウムと混合しない事をお勧めします。

 

イメージ的にアルミニウムなら同じ種類と思われがちですが、アルミニウムにも種類は多々あり、アルミ缶・ガラ・コロ・雑コロ・合金コロ・新コロ・機械コロ・Aサッシ・ビス付きサッシ・PS版~他、と例に挙げるだけでもかなりの種類で、これらを同じBOXへ投入すると総じて雑コロという、いかにも安価そうなネーミングの扱いとなります。

 

そしてシルバーの左の写真はステンレスと呼ばれますが、ヤスリで削るとアルミニウムより硬く、腐食しにくい材質からメッキ等の表面加工はほとんどされない材質です。(買取単価はアルミニウムと同じくらい)

 

ただし、ステンレスも種類がいくつかあり、安価なものは鉄と同等に磁石が反応をします。

(軽く反応する場合は高価買取ができます)

最後に上の写真のバネは一見すると、ステンレスと同じ色をしており、食品関係の機械から取り外した物という経緯と磁石に反応したことから、「13クローム」(弊社の呼び名)と推測されます。

 

13クロームは鉄くずとほぼ同額の買取単価となりますが、機械による加工の工程から磁力が発生して、磁石に反応してしまう場合もありますので、迷った時はとりあえず分別しての持ち込みをお勧めします。

 

ざっくりとではありますが、このように種類別に分けるひと手間を加えることで、買取単価はかなりアップします。

 

最後に銅板で作られた雨どいが昔からありますが、最近ではステンレスに銅メッキがされた物も出回っており、その場合は安価となります。

 

見極め方は地面に落とした時の音が違うのと、銅は柔らかいので折り曲げが容易です。

 

また、ヤスリで削るとステンレスの地金色となり、すぐに分かります。