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新聞紙の分け方が気になる方必見!

新聞紙の分け方が気になる方必見!

2019-11-10

新聞紙の出し方や選別方法で悩まれる方、または気になる方への予備知識を含めたご紹介です。

 

バブルが崩壊してしばらくしてからリサイクルブームが巻き起こり、行政をはじめ自治会や団体の古紙に対する回収に意識が向きました。

 

また、その回収方法や荷姿について、TVでも放送された内容は「チラシと新聞紙を分けてください」というものでした。

 

一部の製紙メーカーがマスコミの取材に対し、「ダイレクトメールやカタログが混入するため、見た目の似ているチラシは雑誌扱いにした方が良い」という解釈から、そのような報道がされたのだと思います。

 

しかし、古新聞を溶かす際、(製品にもよりますが)新聞紙だけではなく、チラシを一定量混入すると良い再生紙が作れるそうです。

 

チラシの混入する量の目安は、新聞社から投函されるチラシの量が妥当な量にあたり、紙質が似ていると判断して他の紙を混入すると、バランスが崩れるそうです。

 

つまり、新聞社から届く新聞広告は新聞紙と一緒に出しても大丈夫ということ。

そして荷姿はビニール紐などで縛る際は、できる限りきつく縛り付けてください。

 

トラックで移動する際に、特に数か所回収する場合、シート等で飛散防止処置をしないケースが多いです。

 

緩い縛りの荷姿ですと、積み込みの際にほどけ、バラバラになって飛散しやすくなります。

 

新聞社から同梱されるリサイクル用の袋も構いませんが、摩擦抵抗が減るため、落下することも多くなります。

 

また資源回収では、各地区の回収員さんが投げる等の手荒な行為をする場合も、袋であれば破れ、緩い縛りでは抜けほどけの原因となります。

 

時々、「段ボール箱に詰めた新聞でも良いですか?」と聞かれる時もあります。

 

問題はありません!とお答えしますが、収集場所のリサイクルヤードでは、紐切機械に投入することで、作業員は選別するだけで済みます。

 

しかし、段ボール箱に詰め込まれると、機械へ投入する前に、手作業での分別(段ボールから出す)作業も増えますので、現場作業員の負担が増えます。

 

そのあとはプレス加工をした後、製紙メーカーへと搬入されてリサイクル紙へと生まれ変わります。

 

弊社からですとリサイクルヤードまでではございますが、見学を希望される方にはお連れすることもできますので、HPの問い合わせフォームよりご依頼ください。

 

最後に2019年11月現在の相場では紙くずを無償回収しておりますが、相場が上昇すればボックスティッシュや個包装のトイレットペーパーと交換もしております。(トラックにて現場引き取りを希望される場合、収集運搬料金が発生する場合もございます)