ボイラー処分をお考えの方必見!
「建物の中に設置してあるボイラーが処分できませんか?」という見積依頼がありました。
現地調査に伺うと、保管場所出入口はギリギリの幅で、吊り下げ式の扉を外せば何とか出せる?位の通路でした。
しかも、搬出できたとしても、途中から未舗装の通路を通り、木々の間を通過しての積み込み作業となります。
通常の業者では“屋根を切り離し、レッカーで吊り上げ、最後に屋根をあらためて取り付け工事をおこなう。”事になるような現場です。
お見積りが通り、先日現場へ入りましたが、周囲に荷物があり、除去作業から始まりました。
続いて、配管などの縁切りとなります。
ここでも工場の電源をお借りする流れとなっており、発電機は用意してない中、工場のブレーカーが数度落ちて、切断作業が一時ストップする事態。(作業員の皆様ご迷惑をおかけしました)
電源確保ができてから作業再開となったのですが、作業員2名で搬出できる時間が午前中しかなく、一人は通常業務へと帰社する時間となります。
というのも、ボイラーの一部が出入口を通り抜けることができない事が判明して、建屋内で切断作業が始まります。
工場はフエルト等を扱う可燃性の荷物があふれている場所につき、アセチレンガスは使えません。
時間はかかりますが、レシプロソー(電動のこぎり)で切断します。
工場から搬出できる幅にしたところで、一人での搬出作業は危険なので、翌日に搬出します。
この後、残った時間で工場周囲にて撤去依頼のあったステンレスの水槽(2m×1m×2.5m)とコンプレッサー2台を積み込み、1日目は終わります。
2日目は最後の写真の状況から、排出、移動、積み込みだけなので、半日作業で終了となります。
今回の搬出作業での最大のメリットは、工場の屋根を作り直さない事です。
工場の屋根を作り直す際、工事業者などが入りますが、建屋を建てた業者と違う業者が来ると、雨漏りする工事となる可能性があるからです。
つなぎ目、合わせ目などがうまくいかず、後々雨漏りする現場をよく見ます。
弊社ですと、工場には手を付けず、搬出作業を前提におこないます。