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金庫数台まとめて処分を検討中の方必見!

金庫数台まとめて処分を検討中の方必見!

2025-04-05

今回のご依頼は本社が豊橋市にある企業で、支店も含めて金庫の処分ができるかというご依頼でした。

 

まずは金庫の構造ですが、火事でも大丈夫な防火金庫は断熱材で発泡コンクリートが本体に流し込まれており、処分するには金属と断熱材を分別する必要があります。

 

よって金庫の販売業者へ依頼した場合、販売業者から搬出業者へ依頼し、処分業者へと再委託されます。

 

本題から逸れましたが今回の依頼内容でいうと、途中で他の支店も追加となり、当初の依頼と見積もり額は変わっておりますが、そのあたりは省略してご説明させて頂きます。

 

本社の1階に中型金庫と、3階に大型金庫があり、相見積もりで2基の撤去お見積りから始まりました。

 

相見積もりの相手は、大学生6人のバイトを雇い、3階から全員で担ぎ上げて降ろす見積もりと、もう一軒は金額で弊社よりも高額だったために却下されました。

 

大学生6人でという流れも、子供のタンスほどある大きさの金庫は400kgほどかと見受けられ、ドアの隙間は通過できたとしても、その他階段で6回もコーナーがある中を、6人で均等に重量を配分して担ぎ降ろせるのか?と安全面で却下されました。

 

私が見ても階段にそのスペースも無く、最初から無謀と見受けられる計画と感じました。

 

さて、弊社のお見積り内容ですが、お客様からのご依頼で、実際のお取引の内容に沿ってお伝えさせて頂きます。

 

1日目は静岡の支店ですが、2階部分に100kgほどの小型の金庫1台と300kg台の大型金庫が1台ありました。

 

搬入時はレッカーにて窓から納入されたと思われますが、現在のレッカーもチャーター費が6万円ほど掛かるため、弊社のHPで実績を確認され、切断しての撤去をご所望でした。

 

実際のお取引では片道2時間と高速道路の通行料、現地での切断荷下ろしの作業時間もおよそ2時間でした。

 

幸いなことに、金庫の設置してある部屋は現在未使用で、防塵の養生も必要無かったので、到着後に直ぐ切断作業へと入ります。

 

大型金庫は切断したのですが、壁や床は傷がつかない様に段取りをおこない、一つのパーツが20~30kgほどとなる様に、扉2ブロック(以下B)、天井1B、側面2B×3面、底面2Bの11Bへ切断し、階段を使用して荷下ろしをおこないました。

 

次いで小型金庫は扉を外して階段で降ろし、本体はそのままの形状で、ラッシングベルトと鉄パイプで固定し、作業者2名で担ぎ上げ、安全に階段で降ろすことができました。

 

朝8時に出社し、10時に現地到着(事故渋滞で10分ほど予定より遅い)、12時に金庫と道具の積み込みを完了し、清掃もおこなっております。

 

ただ、お客様から帰りに浜松支店へ立ち寄り、300kgほどの大型金庫も撤去依頼を受けていたので、サービスエリアで昼食だけ摂り、浜松支店へと向かいます。

 

浜松支店の事務所は平屋建てで、玄関に20cmほどの段差がある以外に、特に目立った障害はないため、通路を傷めないようにコンパネを敷き、持参した台車に金庫を乗せて引き出す計画でした。

 

ところが、大型の金庫の多くは足の位置に横向きにコロがついており(泥棒が引き出せない様な向き)、コロの部分が邪魔をして持参した台車が入らないトラブルが発生しました。

 

余談ですが、今回の床は古い木製タイルとなり、金庫のコロを利用して搬出した場合、床の木製タイルを割る危険もあったので、弊社からタイヤ10個以上の台車を用意し、重量を分散する事にしております。

 

お客様から頂いておりました寸法のデータでは確認できておりませんでしたので、とりあえずバールで持ち上げ、台車を金庫の下に入れ、ガタつく部分には工場から木の板や廃棄物コンテナの中かた適度な厚さの板を数枚用意し、ガタつきの無い状況へと用意できたところで、保険の意味で台車と金庫をラッシングベルトで固定し、安全に引きずり出せる状態にしました。

 

そして通路に敷き詰めたコンパネの上を引きずり出し、玄関の段差部分に角材でレールを用意してコンパネを敷き、屋外まで引きずり出すことに成功しました。

 

途中、支店長らしき方が粗相の無い様にチェックをしていたと思ったところ、段取りに感心して見とれていたらしく、終了後に一部の作業の意味合い(なぜ必要だったのか)まで興味深く聞かれました。

 

その後帰路に就き、到着は16:30となり、昼休憩を30分だけ挟んでいたので、作業時間は8時間の2人工となり、1時間5,500円/1人なので、1日目の作業費の請求額は88,000円+高速料金と、帰社後の金庫の解体処分費が掛かります。

 

しかし、今回のご依頼は2日目に入り、市内の工場へ9時に入り、事務所から200kgほどの金庫を搬出(方法は浜松支店と同様)し、本社へ移動後に1階の中型金庫を搬出&市内の工場から輸送した中型金庫を移設しました。

 

この時点で12時でしたので、昼食のため一旦帰社をして明海工場へと移動します。

 

明海工場も中型金庫を一台搬出し、15時に帰社しました。

 

そして最終日に本社3階の大型金庫を切断しての搬出となるのですが、400kgの金庫を小さくしても、3階まで階段で往復するには体力がもたないので、荷上げ屋さんに依頼し、昼には作業が終了しました。

 

作業内容は、金庫が伝票等が保管されている書庫に設置されていたため、室内の備品や棚に養生をおこない、作業スペースを確保した後に、電動工具にて切断をしました。

 

今回は燃えやすい物が多かったので、ほとんどをレシプロソーで切断しましたが、構造上部分的にサンダーも使用しました。

 

この金庫が一番の大きさだった事から、扉3B,天板1B,側面2B×3面、底面2Bへと切断しました。

 

室内に保管スペースが少なかった事から、3Bほど切り離すと、階段フロアに敷いた養生シートへと持ち出していきます。

 

半分ほど切り離したところで荷上げ屋さんが到着し、切断する片っ端からあっという間に荷下ろしをおこなって頂けました。

 

結果、帰社したのは12時を少しだけ過ぎた頃でしたが、朝の会社へ到着時刻が9:20頃でしたので、作業時間は実質2時間30分でした。

 

ちなみに撤去内容は300~400kgの大型金庫は3基、200kg以上の中型金庫が3基、100kg程度の小型金庫1基と、中型の移設金庫が1基でした。

 

今回は沢山のご依頼を頂けたので、請求額も少しお値引きさせて頂き、35万円以下でした。

 

金額だけ聞けばまあまあな請求額ですが、以前お聞きした他の業者の相場ですが、大型金庫10万円/1基、中型金庫5万円、小型金庫3万円の処分費が掛かるそうで、追搬出作業費も追加されますので、他者でしたら総額60万円以上になると見られ、比較しても安価で対応できたと自負しております。

 

今後、会社もしくは自宅の金庫を処分したい!と思われた方は、早めにご決断頂き、ホームページのお問合せフォームよりお問合せ頂ければ、お見積り金額だけでもお伝えする事は可能です。

 

なお、メールやお電話にてお聞きした状況から算出した金額と、実際に現地へ訪問して状況確認した時に差があると、金額を変更せざるを得ないケースもございます。

 

写真で確認が可能であれば、より正確な金額がご提示できます。

 

その場合の必要な情報は、金庫の写真、周囲の写真、屋外までの搬出ルート(手書きでも可)、トラックの駐車位置の状況等になります。

 

通路も荷物が散乱しており、廊下の片付けからスタートした事もございますので、作業費が経過時間の弊社としても心苦しいため、通路や作業スペースをしっかりと確保されてからのご依頼をお勧めさせて頂きます。

 

お問合せはメール(info@sakuma-recycle.com)もしくは0532-31-0771へとご連絡ください。

 

PS.上記「早めに」とは作業者が高齢化する前でしたら対応可能という意味です