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金属加工される町工場の方必見

金属加工される町工場の方必見

2024-10-28

弊社のお取引先を見ていても、加工素材が鉄ならば、鉄だけを加工し続けている町工場の方は意外と少なく、多品種を加工される工場が多く見受けられます。

 

通常は鉄だけを切削しているのですが、スポットで依頼があったアルミニウム・ステンレス・真鍮・銅等を少しだけ削って、また鉄の加工へ戻る場合、試作品であったり、不良品を出してしまうと、弊社の様なスクラップ屋へ引き取り依頼をしている事と思います。

 

スクラップ屋目線でお伝えさせて頂くと、帰社してからの計量はトラックスケールにて計りますが、少量の非鉄金属が混載されていても別計量される同業他社は少ないイメージがあります。

 

トラックスケールにて重量を計量する設定の多くは10kg単位となり、重量の誤差は四捨五入され、10kg増量もしくは減量するイメージですが、実際には4kg以下の修正値となります。

 

という事は、どう見ても10kg無い荷物に関しては、全く数値が出ずに0kgとなる可能性もあり、逆に10kgも無いはずなのに20kgと出てしまう可能性もあります。

 

その理由は、トラックスケ―ルの計量は通常2回計量となり、帰社後に計量するのは総重量、荷下ろし後に計量するのは空車重量となります。

 

つまり、総重量で四捨五入され、空車重量で四捨五入された場合、最大値での誤差は20kgとなります。

 

弊社では操作できない計量機なので、表示された重量はそのまま印字しますが、取引先の多くは表示された重量が10kg単位で変動した場合、総重量では表示される重量が少ないタイミングで印字し、空車重量では表示される重量が多いタイミングで設定している光景を多々目にします。

 

他にも多品種を積み込んだ場合、一番多い品種で計量し、お勘定をお支払いするのですが、特に鉄くずのヤードでは、一番安価な品種で計上される事もあります。

 

また、食品関係を製造する機械を作成される工場であれば、主となる素材は防菌に優れたステンレス素材を扱いますが、熱を帯びる部分や擦れる部分等によっては、真鍮やモリブデンを含め、様々な金属を加工されて、機械を製造されております。

 

ほとんどステンレスを積み込んだ後、最後に真鍮を積み込んでも、真鍮としてのお支払いがされていない、そんな方がおみえでしたら損していると思ってください。

 

買い取り単価も何倍の価値がありますので、全てお任せすると損をしている場合もあります。

 

ちなみに弊社では、単価が近しい素材に関しては複数の品種を混合で計上する事もございますが、基本は小計(こばかり)で計量して、計算はしっかりと計上させて頂いているお取引が多いです。

 

対象物が小さく、選別に時間がかかる場合や、混載の具合において全て選別できないケースも当然ありますが、ご依頼があれば分別もしっかりとおこないます。

 

ちなみに品種毎に分けて保管されていれば、別計量が簡単におこなえるので、品種毎に分けて保管する事をお勧めします。

 

一例として、お貸しするBOXへ色々な種類を投げ入れている場合、弊社へ戻って全ての荷物を手選別します。

 

鉄くずのBOXへ非鉄金属を混入させた場合、買い取り単価的には非鉄金属の方が価値は高いのですが、混入している時点で、鉄くずの品種からみても不純物という扱いとなってしまいます。

 

結果として選別手数料分だけ安価となる仕組みですので、他品種を加工する際には別の品種の入れ物(場所を取らない袋や小さな容器等もございます)をご用意する事も可能ですので、お気軽にご相談ください。