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鉄製の電柱撤去事例

鉄製の電柱撤去事例

2024-08-19

2024年8月19日に撤去した鉄製の電柱撤去の事例をご紹介させて頂きます。

今回のお客様は建築関係からのご依頼で、「金属の鉄柱を撤去した場合の処分費用はいくら?」というご連絡から、住所をお聞きした上でストリートビューにて立地条件を確認し、作業費5500円と切断道具2000円に消費税750円の合計8250円と金額をお伝えさせて頂きました。

 

現場外観の写真はコンプライアンスの関係上、こちらでお見せする事は叶いませんが、移動時間を合わせて切断積み込みに要した時間は1時間でした。

ちなみに現地での作業時間は15分ほどです。

 

まず作業の説明ですが、現地は車通りも少なく道路幅が6m以上あったため、道路にクレーン車を横付けさせて頂きました。

 

電柱(以降:鉄柱)はすでに縁切り済で、引き込み線等は一切なく、独立している状態で、東側に位置する隣家との間隔は20cm強、南側はカーポートがあり屋根との隙間は5cmほどでした。

 

鉄柱は劣化が進んでおり鉄柱の肉厚はかなり薄く、これまでは電線が上部で繋がっていたいため倒れませんでしたが、独立状態ではもたれかかるとグラグラ揺れるほどの強度で、台風でも直撃すれば根元から折れそうな状態でした。

 

作業は横付けしたクレーンで鉄柱の上部にワイヤーを固定し、仮に作業途中に強度不足で倒れそうになっても、隣家やカーポートを壊さない様に鉄柱とトラックをロープで縛り、安全対策をおこないます。

 

続いて切断作業を開始しますが、今回もレシプロソーにて鉄粉の飛散に気を配りながら作業をおこないます。

 

鉄柱の半分まで切断をしたところで、隣家と鉄柱の隙間に緩衝材を挟み、倒す方向の土間へもシートと緩衝材を設置することで、切断時の跳ね上げ等により、周囲に傷を付けない様に用意します。

 

8割ほど切り進んだところで、鉄柱上部を支えるクレーンを操作し、鉄柱を倒す方向へと操作し、土間を傷つけない様に養生をして、鉄柱を土間へ置き、切り離す段取りに移ります。

 

完全に切り離す前にトラックの荷台よりも長い鉄柱を、中心付近で切断するため、吊り上げるワイヤーの位置を調整し2本へと分断します。

 

切り離した鉄柱上部を積み込んだ後、根本部分を切り離し、根元部分もトラックへと積み込みます。

 

ちなみに弊社では「肉残し」と呼んでいますが、完全に切り離す前に、安全な状況(今回は周囲に傷を付けない形態まで横倒しにした)にしてから、クレーンで吊り上げられる状態へバランスを取り、残った金属部分を揺すって金属疲労を起こし、分離させる方法をとっております。

 

当然最後の切り離し部分の切断面は、電動工具を使用した切り口よりも荒れているため、ベビーサンダーでバリ等を削り、切り離し作業を終了しました。

 

今回は依頼主の「できるだけ安価になる様に」という願いから、レシプロソーで地面から2~3cm上部で切断し、根元部分はそのまま残して帰社しましたが、ご依頼があればサンダーで地面と合わせて切断する事も可能です。

 

出っ張りが無い様に加工する場合、ほとんどのケースではベビーサンダーを使用し、地面に合わせて切断します。

 

その場合火花が周囲に散乱するため、可燃物の有る状況では電動工具は使用できなくなるため、事前に現在の状況を「周囲〇メートルに~~が有ります」とお伝え頂ければ、難燃シート等を持参し、養生する事も可能です。

 

使用する道具が増えると、切断道具使用料も増えてしまうので、撤去費用につきましては一度ご相談頂ければ、ご希望に近づけられるように応相談とさせて頂きます。

 

基本的にはクレーン作業にて安全に撤去できる場所での受諾となりますが、周囲の環境によって手作業で対応可能な場合もございます。

 

その場合、メール(info@sakuma-recycle.com)にてご連絡頂き、写真等の情報にて判断させて頂きます。

 

他にも看板撤去等も同様におこなっておりますので、お気軽にお問合せください。