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ウイングボディ&40f海上コンテナ無料処分(実例)

ウイングボディ&40f海上コンテナ無料処分(実例)

2023-09-05

資材置き場倉庫代わりに使用していた海上コンテナと、大型トラックのウイングボディの処分依頼事例です。

 

お見積りの計算上では、海上コンテナのみの処分では買い取り、ウイングボディのみの処分では処分費が掛かり、2台同時処分では安価ですが買い取りと査定させて頂きました。

 

場所は豊田市と岡崎市の境目辺りで、弊社からですと乗用車で1時間15分とカーナビで表示される距離でした。(トラックでは1.5時間かかります)

 

現物の海上コンテナは側面の一面分は切り取られており、補強の角パイプが2本柱として溶接されておりました。

 

また、ウイングボディの後部の観音扉は無く、ウイング部分はシート生地で、下のアオリ部分はアルミ角を約500mmほど積み重ねたタイプですが、一面のみアルミアオリが取り外されておりました。

 

設置状況は道路側にウイングボディが有り、奥へ20mほど入った所に海上コンテナが設置されておりました。

 

撤去日はお客様のご希望により、お盆の連休前最終日であったため、お見積書では作業員1名で分断作業をおこない、分離後大型トラックを手配して4ブロックを運搬する流れでした。

 

ただし、先にも記載した通り、連休直前だったため、荷下ろし先が終業してしまうと大型トラックへ積み置きはできないため、急遽作業員を2名に増員し、分離作業の目途がたつまで作業者を追加しました。

 

作業者は6:30に出発し、8:00には作業が開始できるように用意を行います。

 

大型トラックは9:00に現着するように手配しており、それまでにウイングボディを中央付近で分断します。

 

本来であれば海上コンテナのみの排出ならば、海上コンテナ運搬車両を手配すれば済むところですが、ウイングボディも処分となると通常の運搬車両では搬出ができないと判断し、分断することになりました。

 

ちなみにウイングボディの大きさは長さ10m、幅2.5m、高さ2.5mですので、運搬車両もアオリの有るボディでは幅が足らず、取引先の重機運搬車両を丸1日チャーターし、4往復の運搬費も少額ですが安くすることができました。

 

今回の現場は雑地で、電源や水道も無いため、発電機を持ち込み、電動工具で切断を予定しており、ウイングボディがフェンスギリギリに設置されていたため、手始めにフェンスから離す移動から始めます。

 

現地フォークリフトをお借りして(無ければ弊社から搬入します)ボディの片側を持ち上げて引きずり出し、中心部付近に角材を2本敷き、シーソーの様に中心部分を持ち上げておきます。

 

ウイングボディの切断は、作業者1名がアルミアオリを取り外し、もう一名が切断作業をおこないます。

 

切断順序はまずウイング部分のシート生地をカッターナイフで切り、次いで鉄枠をレシプロソー(電動のこぎり)で切断していきます。

 

天井中心の補強パイプは切り進めると強度が無くなり、下がり始めるため、レシプロソーの刃入れ方向を間違えると噛んでしまい、切断できなくなります。

 

よってある程度強度が不足しだしたところで、下側から切り上げていきます。

 

上部が切り離されたところで、次に床を切断していきますが、丸鋸を使用して刃の届くところまで全て切断していきます。

 

今回の床材は木製だったので、縦根太を切断しやすい大きさに、縦根太上部の木も切断し、開いた作業窓からレシプロソーで鉄製の縦根太を切断していきます。

 

すると最初に角材を敷いていたため、ボディの前後部分は下がり始め、レシプロソーの刃が切断しやすくなります。

 

ここまでの作業をおこない、現地付近で待機していた大型トラックを呼び出し、弊社のユニッククレーンで吊り上げ、積み込みをおこないました。

 

今回のドライバーさんは緊縛処置ができない方だったので、弊社にてラッシングベルトを締めて固定し、1台目の出発は当初の予定通り9:00ほどでした。

 

1台目の大型トラックが戻るまでの1時間で、もう半分のボディを吊り上げて準備を進め、その後海上コンテナの切り離しのため道具等の準備に取り掛かります。

 

海上コンテナの天井部分から切り始め、側面を切り終える頃に大型トラックが戻ってきたので、ウイングボディの後部を積み込み、2車目が出発したのはおよそ10時半頃です。

 

弊社の作業員1名はここで発電機および有線の電動工具を全て積み込み、帰社させました。

 

残る1名はユニッククレーンを移動し、海上コンテナの片側を持ち上げ、中央付近に角材を敷き、切断作業に備えます。

 

海上コンテナの下は鉄製の横根太しか無く、ほとんどの作業を丸鋸で切断できます。

 

ただし、クレーンでの吊り上げのための穴を天井部分に開けるため、ベビーサンダーを使用して前後両方に4か所ずつの穴を開けていきます。

 

11時半頃に大型が戻ってきたので、3台目を積み込み発車させますが、荷下ろし先が昼休憩のため、13時までは荷下ろしができないため、休憩を挟んでもらいました。

 

ちなみに私は4台目の海上コンテナの半分を弊社ユニッククレーンへ積み込み、大型トラックへ移し替えられる場所まで移動し、切断作業をしていた場所の掃除を始めます。

 

この頃に施主様が進行の確認に来られたので、現状を見て頂くとともに、掃除の完了状態の説明をおこない、最終チェックは必要ないとのお言葉を頂き、お見送りをしました。

 

また、最初に切り離したアルミアオリも半分に切断し、海上コンテナの中に積み込み、全て搬出準備もこのタイミングで完了しております。

 

最後の大型トラックは13時半前に到着し、慣れた手つきで4車目を積み込み、搬出作業を完了しました。

 

そしてバッテリー式の電動工具を全て積み込み帰路につき、帰社をしたのが15時半頃です。

 

1人で切断作業を予定し、お見積書を作成していたため、今回の追加作業者の往復に係る移動費用は全額弊社負担とさせて頂き、お客様への廃棄費用を金属くずの売却益で賄い、請求額は無料となりました。

 

ちなみに今回のお取引では、施主様に気に入っていただけた様で、事務所前のボディならびに、田原市の倉庫にあるボディも廃棄予定だそうで、今後もご依頼を頂けるそうです。

 

弊社との位置関係によっては、スクラップとしてでも買い取り可能になります。

 

是非とも廃棄をお考えの海上コンテナやトラックのボディ、貨車のコンテナ等がございましたら、お気軽にお問合せください。