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産業廃棄物収集運搬処分可能と処分について

産業廃棄物収集運搬処分可能と処分について

2021-04-09

産業廃棄物の処分は収集運搬と中間処分の二種類があります。

弊社が所有している許可は収集運搬で、産業廃棄物を排出事業社(ゴミを捨てたい会社)で積み込み、中間処分会社へ搬入し、荷下ろしをする許可にあたります。

そして、弊社の取得した許可品目は、汚泥(水銀含有ばいじん等を除く。)、廃油、廃酸(水銀含有ばいじん等を除く。)、廃アルカリ(水銀含有ばいじん等を除く。)、廃プラスチック類(自動車等破砕物及び石綿含有産業廃棄物を除く。)、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、ゴムくず、金属くず(自動車等破砕物を除く。)、ガラスくず・コンクリートくず(工作物の新築、改築又は除去に伴って生じたものを除く。)及び陶磁器くず(自動車等破砕物及び石綿含有産業廃棄物を除く。)、がれき類(石綿含有産業廃棄物を除く。)以上 13品目(水銀含有産業廃棄物を含む。)となります。

一方で中間処分とは、選別・焼却・破砕・切断・圧縮といった、産業廃棄物の形状を加工する会社となります。

簡単に言えば、運送業(収集運搬)と工場(中間処分)の様な関係となります。

最近のお問い合わせの多くは、「佐く間商店有限会社へゴミを持ち込みたい」という方です。

上記のとおり、弊社は運送会社となりますので、弊社への搬入は許可の範囲外となってしまいます。

自社から排出される産業廃棄物を自社敷地内で保管することは問題ありませんが、他社から排出される産業廃棄物を保管する場合には積み替え保管もしくは中間処分の許可が必要となります。

また、積み替え保管とは、収集運搬をおこなう過程中での自社への一時保管であり、お客様自身が持ち込まれる産業廃棄物を保管する許可とは違います。

お問い合わせの「御社の廃棄料金が一番安いから持ち込みたい」との気持ちには残念ながら応えられないのです。

お客様の希望は「できるだけ出費を安く抑えたい」というところにあり、トラック等の運搬車両を所有される会社では、弊社まで持っていけば運搬費用は掛からないのでは?とお考えになられます。

弊社はあくまで積み込み作業料金を含む運搬費用を頂き、産業廃棄物の処分料金を上乗せして請求をさせて頂くため、お客様が弊社へ持ち込まれても業として成り立たなくなる訳です。

では、「できるだけ安く処分したい」というお客様の気持ちにどうやってお応えしてきたのか?という点を以下に挙げますが、弊社の基本姿勢は「お客様にメリットがある場合にのみ弊社が産業廃棄物の収集運搬をおこなう」というものです。

簡単な事例をあげますと、ビニール系の荷物は体積が大きく、コンテナを設置して投げ込んだ場合、大した量も無いのにその体積と同等の処分代金を支払うことになります。

簡単に言えば、8㎥のコンテナを設置して山積みしても、実際の数量は5㎥しかない可能性もあります。

ということは、コンテナの利用者は廃棄物の処分単価が12,000円/1㎥であった場合は、処分代金が本来であれば60,000円分で済むところを、96,000円も支払っている事になります。

単純に差額は36,000円となりますが、弊社の収集運搬費用が市内であればおおよそ11,000円~16,500円なので、弊社に頼むと運搬費込みで75,000円で済むところを、他社へ依頼したばかりに96,000円も支払っている事になります。

とはいえ、弊社が所有しているコンテナは4㎥までなので、大きなコンテナをご所望の場合は、弊社の取引先の中間処分会社をご紹介します。

同業他社であれば間に入り、中間マージンを徴収するところではございますが、弊社が間に入るとお客様にメリットが無くなるので、ご紹介だけして終わります。

他にも木くずの処分では、大型トラック1台分の体積を積み上げられた木枠の荷物ですが、通常の収集運搬業者であれば、大型トラックを手配して、フォークリフトで積み込み、それに見合った運搬手数料を請求します。

しかし、弊社であればユニックパルで積み込み、木枠を押しつぶし、大型トラック1台分を4tトラック1台分へと減容し、4tトラックの運搬料金を請求するため、輸送コストが下がります。

最後にパッカー車ですが、ボディの体積は8㎥となりますが、圧縮して積み込めるため、山積みとなった荷物も沢山積み込むことが可能です。

パッカー車を所有する業者は多いのですが、お客様の荷物に合わせた処分先を選択する事ができます。

通常、中間処分業者へ直接依頼をかけた場合では、依頼先の業者の設定された処分単価に則り、処分費用が請求されます。

しかし、弊社に委託をされた場合、「廃棄物の総重量が重い場合は体積で処分費を請求する処分業者」と「廃棄物の総量が大きな場合は重量で単価を決められている処分業者」へ搬入先を変更します。

豊橋市内で一番安い中間処分業者を利用しているかと聞かれると、もっと安く処分できる業者はあると思いますが、信用できる業者を選択しないと、不法投棄をされていたなんて結末にもなりかねません。

処分料金の最安値を求め処分方法が不透明な業者を選ぶよりも、プロがお勧めする信用のおける業者を利用しつつ、いかに安く処分をおこなうか追及することをお勧めします。