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複合機(コピー機)処分の事例

複合機(コピー機)処分の事例

2020-09-12

昔から事務所でよく見かける大きな複合機(コピー機)の処分依頼を受けます。

事務所が1階なら簡単な話ですが、2階に設置されておりエレベーターも無いような場合、体力勝負となります。

過去に受けた内容で、「廃業するので、できる限り安くしてほしい」との事で、内装等は傷が付いても構わないと依頼がありました。

通常ならば安全策を取り、作業員2名で持ち上げ、階段を降りるべきですが、当然作業人工賃が倍になるので、無謀にも1名で現地入りしました。

持ち上げての搬出は無理なので、移動は台車で行い、階段は即席のソリのような形状の板に複合機を縛り付け、上方からロープで落とさない様に引きつつ、ゆっくりと降ろしたケースもあります。

(結果として内装に傷はつかなかったと記憶しておりますが、危険なのでお勧めはしません)

この時は他の事務机やロッカー等もいろいろと処分品があり、駐車場も広かったので4tトラックで引き上げましたが、狭い場所であれば普通乗用車と同じサイズの2tトラックでも伺います。

※2tトラックへの手積みでは2名の作業員が必要です。

出入口へ向かう通路が乱雑な状態であれば、弊社作業員が通路を確保しながら搬出することも可能です。

また、1階が設置場所であれば、移動して積み込むだけなので、積み込み作業費はかなりお安くできます。

気になる金額は、作業員1名に対し会社を出発してから帰社するまでを1時間5,500円(10分1,100円)とし、その他複合機の処分費用として5,000円を頂いております。

作業人工賃の5,500円/時間は、各現場までの移動時間の差によって、経過時間が様々なことと、通路の確保を弊社で行う場合の作業時間も踏まえての料金システムとなっております。

逆に、近場ですぐに積み込みができるケースでは、搬出手数料が2,200円プラス処分費の5,000円という事例もあります。

また、「2階の事務所にある事務用品全てを搬出してほしい」という依頼では、事務所の窓からクレーンで吊り上げて、荷下ろしをしたケースもあります。

この場合、2階でワイヤーを玉掛けする作業員と、トラックの上でクレーン操作をする要員として、2名の作業員は必要となります。

ちなみに弊社のユニッククレーンは地上高7.5mまでは上がりますが、荷物を吊り上げる位置と駐車位置が最良のポジションで行える場合のみとなります。

最後に、複合機はメーカーから購入した物ではなく、リース等であれば返却しなければならない物もあるそうです。

最近では、「内臓された部品は返却しなければならない」と数日が経過してからメーカーから問い合わせがあり、弊社の作業場でメーカーの作業員が分解して持ち帰った事もありますので、事前にメーカーへの確認をお勧めします。

最後に、数年前までは複合機も処分費は掛からず、作業人工賃だけ頂いておりましたが、現在では中国への輸出枠の減少に伴い、複合機のようなプラスチックを多用する不用品は、価値が無くなってしまいました。

理由としては、人件費の安い国で分解してもらう荷物も、輸出する量が決められた現在では、利益率の高い金属をメインに輸出するようになり、プラスチックの多い荷物は輸出ができなくなった事です。

結果として、国内の高い作業人件費で解体されるため、処分料金が発生する流れへとなりました。

「他社と合い見積もりを取り、佐く間商店有限会社が安かったから」とのご依頼も多々請け負っております。

もし、現在使用しておらず保管をしている複合機をお持ちの方は、お気軽に一度ご相談ください。