紙くずをしっかり縛れない方は必見!
資源回収アルアルですが、縛り方が緩くてバラバラに荷崩れしてしまう、そんな光景を目にしたことはありませんか?
原因は、床に置いたまま縛り上げ、持ち上げると荷物の自重で紐が伸びる、または荷物が沈みこむことで体積が減り、紐にゆとりができたためとなります。
そのような荷姿では、紐を持ち上げずに、古紙全体を両手で掴み上げるようにしなければ、かなりの高確率で荷崩れを起こします。
実際の現場で紙がばらばらに散乱すると、ひどく恥ずかしい、ヤジられ、白い目で見られ、なんて事にはなりたくはないものです。
また、風の強い時期ですと、散乱した紙は飛散して、回収にもかなりの手間がかかります。
という事で、改めてプロの縛り方(緊縛処置)を写真付きで伝授します。
用意するものは当然紐とハサミ。
時々、テープでぐるぐる巻きに貼り付ける方がお見えですが、迷惑行為です。
さて、まず初めに用意した紐を二つ折りにして床に置きます。
今後の説明がしやすくなるように、今後は向かって左側の折り返し部分をA,右側の両端の長い紐をBとし、同じく右側の短い紐をCと呼びます。
まず縛りたい向きに荷物(今回はバラバラの新聞紙)を纏めて乗せます。
すると、荷物の向かって左側は折れ曲がったA、右側は両端のBとCが出ております。
次に、向かって左側の折れ曲がったAの紐を荷物の上に折り返します。
続いて(画像がブレてスミマセン)上の写真のように向かって右側の両端のうちの長い一本Bを左側の輪に通します。
そしてBを折り返して、向かって右方向に引っ張ります。
最後にBとCを縛りますが、そのまま普通に縛りますと、荷物が沈み、結果として緩みができやすくなります。
なので、この堅結びの状況で、紐BCの両端をしっかりと持ち、両サイドへ引っ張りながら(上の写真では両端を同じ方向に引っ張っておりますが、正確には反対方向へ引っ張ってください)荷物が持ち上がる程度に上下に振動させてください。
そして最後に目一杯の力で引っ張りながら、縛り上げるとガッチガチに固まる荷姿の出来上がりです。
初めのうちは慣れないのできつく縛れないかもしれませんが、この手法は鉄パイプを縛る業者から教えていただいた手法のため、一番きつく、効率の良い縛り方です。
さらに保険として、同じ手法で縦方向に十字となるように縛れば完璧です。