環境マネジメントのような規格(許可)を取得する法人様必見!
最近では環境マネジメントシステムISO14001を取得する法人は減少傾向にある、もしくは返上するという法人も出つつあると耳にしております。
とはいえ、自社のブランド力を上げ、競合他社との差をつけるため、さまざまな許可や規格などを取得するように考える経営者は多いはずです。
しかし、実際には社員で担当者を決めて、取得に向けた勉強をして、準備を整えて、実際に監査や検査が入ると「ここはこのように対応してください」と指摘をほとんどの企業は受けたことかと思います。
弊社では、廃棄物や専ら物(もっぱらぶつ:再生資源のことを指す)の回収を生業とし、さまざまな企業の保管状況を見て、対応をしてまいりました。
当然、、「○○社のケースですと・・」という内容までは守秘義務のため出しませんが、保管場所の定義や掲示、保管方法などの知識が豊富なので、これまで様々な相談を受けました。
過去の某印刷会社のケースでは担当者数名から依頼があり、夕刻のお客様が落ち着いた時間に訪問しました。
内容としては、ISO取得に向け、お客様から排出される資源と廃棄物の種類の説明、保管場所の指摘とレイアウトの変更や掲示物の指示が主でした。
しかし、弊社の出したアイデアは「社員が共通認識すること」なので、現場作業員と事務員の共通認識しやすい表示の提案でした。
まずは担当者様へ、排出される紙くず(再生可能)の品目をいくつか読み上げます。
しかし、すぐには覚えられません。
紙くずの種類を買取単価の高い順に①、②、③と数字での掲示と内容の表記を提案しました。
現場作業員も、搬出する際に「②番」と言いながら持ってきてくれます。
結局、専門用語を使用して、現場の方々が意味を理解できなかった場合、種類分けもおぼつかず、担当事務員さんもヤキモキするだけです。
分かり難い現物では、表記を見て判断すればよく、数回扱うことですぐになれてくれました。
さらに、しばらく期間を開けて、お客様から「知識が伴っているか試験をしたい」とのご依頼もあり、会議室の机の上に現物を20種類ほど置き、社員全員がテストとして用紙に“A=④番”といった具合に記入します。
弊社は事前に回答をして、それをもとに担当者が答え合わせをしました。
廃棄物は、教育というとなかなか伝わりにくい分野ですが、理解して廃棄することで、買取単価も上がり、社内も奇麗になります。
ちなみにこの印刷会社では、ISOの定期監査に指摘を受けたことはほとんどありません。
しかも、取得する時でさえ、指摘はありませんでした。
もし、貴社が何かの規格や許可を取得する際、廃棄物のことで不安でしたらぜひお声がけください。
全力でサポートと応援をさせていただきます。
指摘を受けてから対応するのと、最初から完璧な企業では、監査員の印象もかなり違うかと思います。